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TinyGo Conf 2026で初めて登壇しました!

はじめに

TinyGo Conf 2026では、当日スタッフを務めながら、初めてCfPに採択されて登壇しました。スタッフとして関わってきたことや、これまでの出会いを思い返すと、万感の想いがありました。

イベント概要

TinyGo Conferenceは、Goを組み込み機器や小型デバイスで動かす「TinyGo」に特化したカンファレンスです。昨年に続く開催で、今年は10月10日にAP秋葉原で開かれました。セッションやLTに加え、ワークショップや展示もありました。

イベントの詳細はTinyGo Conf 2026の公式サイトをご覧ください。

初登壇に至るまで

TinyGo Confとのご縁

私とTinyGoコミュニティとのご縁は、Go Conference 2025から始まりました。TinyGo Keebのワークショップに参加し、初めてGoでファームウェアを書きました。懇親会の冒頭では、sivchariさんから参加者同士の交流を促す話がありました。その話をきっかけに、いろいろな方と交流しました。そこで生まれたつながりから、TinyGo Conf 2025の当日スタッフを務めることになりました。

そうして参加した昨年のTinyGo Confは、特定技術のカンファレンスで初めて当日スタッフを務めたイベントでした(フリー素材にもこの時になりました)。久しぶりにはんだづけも体験したのですが、LEDの向きを間違えてしまい、taknb2nchさんとMakkiさんにリワークしていただきました。

TinyGoコミュニティとのつながりは、その後も続きました。TinyGoコミュニティの方が在籍する会社に転職し、現職でもつながりが続いています。昨年のTinyGo Confの懇親会で出会ったlogicaとGopherCon Japanを立ち上げるなど、コミュニティとの関わりも深まりました。ここまでつながってきたご縁と、関わってくださった皆さんに感謝しています。

初めてのCfP採択

いつか採択されるよう頑張っていたところ、縁のあるTinyGo Confから採択のメールが届きました。うれしくてすぐにメールへスターを付け、ガッツポーズと一緒に「よし!」と叫んでしまいました。

会社から登壇に関するプレスリリースも出していただきました。プレスリリースを見て、喜んでいる私の様子です。

登壇に向けた準備

CfPで選んだテーマは初めて勉強する内容でした。内容をまとめられるか不安で、採択されたときの喜びを思い出して自分を鼓舞するために、2週間ほど毎日採択メールを見返していました。 毎日勉強しながらスライドも作っていたのですが、学ぶほど内容が深くなり、20分セッションで応募すればよかったかもなぁと何度も後悔しかけました。 応募時はまだ勉強すらしていなかったのに、なぜか10分でいけると思っていたのです。10分に収めるため、仕方なく内容を削りに削り、少し付録を加えてまとめました。

本番の1週間前からは、毎日1回以上練習しながら内容も修正しました。ここまでやればいけるでしょうと思えるまで練習したのは良かったです。

前夜祭

前夜祭では吉池食堂でお刺身をいただきました。吉池さんは魚を扱うスーパーだそうです。ビルの1階にスーパーがある光景は、福岡出身の私には珍しくて驚きました。

英語を勉強するため、最近はなるべく毎日ポストしています。コアスタッフのsagoさんはそのことを知っていて、Conejoさんの近くに案内してくださいました。毎日のポストを見てくださっていたことがうれしく、心が温かくなりました。

乾杯の後、Yamaguchiさんやsagoさん、ConejoさんによるTinyGo Talk in Englishが始まりました。お酒を飲みながら話を聞きました。言葉の意味は分かっても、TinyGoの歴史を知らず、話の流れを追うのに苦労しました。TinyGo周辺の歴史を少し知れて面白かったです。Conejoさんがsagoさんの最初のコントリビュート当時のPRを覚えていたことにも驚きました笑。

その後、参加者同士の会話が英語になってきました。私も話してみようと思い、ConejoさんとValentineさん1に、GopherCon Japanの立ち上げについてアドバイスをいただけないか伺いました。お二人は海外カンファレンスの情勢も踏まえて、さまざまなことを教えてくださいました。カンファレンスの立ち上げについては、まだ分かっていないことも多いため、大変参考になりました。

会話はすべて英語でした。英語で言葉に詰まると待ってくださり、翻訳アプリを使ってもいいよと声をかけてくださいました。すごく変な英語だったと思いますが、聞き取って意図をくみ取ってくださり、感謝しています。

Thanks for pre-party talking, Conejo-san and Valentine-san!! I was glad for your hospitality.

Conejoさんからお土産にLicor 43もいただき、嬉しさが上限突破しました。Conejoさんは優しすぎて、人として大好きになりました。

Yamaguchiさんやluccaさんとも、初めて直接お話しできました。話したかった方々と交流できて、前夜祭はとても楽しい時間でした。

カンファレンス当日

設営と来場者案内

当日はスタッフとして9時に集合しました。前夜に寝たのは0時半ごろでした。普段は8時間以上寝るため、起きられるか心配でした。しかし、カンファレンスが楽しみだったからか、問題なく起きられました。

朝会のあとに設営をしました。その後は4階のエレベーターホール付近で、来場者の案内を担当しました。挨拶をすると、皆さん元気よく返してくださいました。挨拶と案内だけのつもりでしたが、皆さんの反応でカンファレンスがさらに楽しみになりました。挨拶ってすごいですね。

オープニング

オープニングセッションが始まったと思いきや、別途存在した様子。luccaさんのツッコミが非常に冴えていました。これぞ秀逸と言うべきでした。現場だけでなく、X上のツッコミも素晴らしかったです(笑)。

展示ブース巡り

少し展示ブースを案内しつつ、会場を回りました。

すいラボさんのブース

すいラボさんのブースでは、何の躊躇もなくゲーミングタグを買うおーたかさんとluccaさんを見て大変ビビりました(とても良いですね。主催者かっこいい。いつか名乗りたい)。

これを受けて、財布の紐をかなり緩めそうになりました。スタッフとセッションで緊張していたためか、ギリギリ大丈夫でした(?)。

nobonoboさんの展示

今年もnobonoboさんの展示に驚きました。昨年はフォースフィードバックの話を聞きました。今年は3D描画の仕組みを伺いました。lackingというゲームエンジンを使っているそうです。

GitHub - mokiat/lacking: A 3D game engine/framework written in GoA 3D game engine/framework written in Go. Contribute to mokiat/lacking development by creating an account on GitHub. GitHub

私はEbitengineしか知らなかったので新鮮でした。ぜひ遊んでみたいです。

ランチと登壇準備

お昼はスタッフの休憩スペースで雑談しながらランチ。洋食、中華、和食の3種類から中華を選びました。中華は最もご飯が進むらしいです(諸説あり)。

ランチ中は、luccaさんやmikichinさんと、登壇時間を10分にしたことを少し後悔している話をしました。スマートロックの話など、話題は多種多様で、とても楽しかったです。

登壇前は、パソコンを起動してネットワークへ接続するなど、最低限の確認だけをしました。緊張で心臓が痛くなり、また展示ブースへ向かいました。

展示ブース再訪

Conejoさんの展示

今度はConejoさんのブースをゆっくり見ました。以前TinyGo KeebのDiscordで画像を見た約15倍のマイコンがありました。すごく大きくて、なぜ15倍まで大きくしたのか、今となってはすごく気になるところです。

基板をいただき、展示されていたハードでゲームも遊びました。スネークゲームは元を知らなかったので、勝手に「ウロボロスゲーム」(ウロボロスみたいに尻尾を食べたら終わり)と呼んでいました笑。厳密にはウロボロスは二匹で互いに食べ合う見た目ですが、その辺は置いておきましょう。完全に雰囲気です。

初めての登壇

展示を見てリラックスしてから登壇しました。初めてCfPに採択されたセッションだったため、登壇前は多少緊張しました。一方で、これまでGo Connectや社内勉強会で登壇していたため、人前で話すこと自体にはあまり緊張しませんでした。これまでの経験や直前までリラックスできたこともあり、多分、話自体はできたと思います。登壇したセッションはこちらです。

TinyGoから理解するHIDtiny-deckの音量操作を例に、HID Consumer Control ReportがUSBホストとOSへ届く仕組みを説明する。 slides.rin2yh.com

なるべく分かりやすくかみ砕いてお伝えしたつもりです。ただ、HIDについて深く触れる機会はなかなかないため、少し難しい内容だったかもしれません。

発表後、何人かの方から感想をいただきました。声もかけていただけてうれしかったです。聞いてくださった皆さん、ありがとうございました!

セッションとLT

自分のセッションが終わり、緊張が解けました。その後はセッション関連の仕事を担当しながら、残りのセッションやLTを見ました。

sivchariさんとYamaguchiさんの発表は、深い内容や検証が興味深かったです。お二人とも条件を変えて検証していました。条件や検証内容の説明も分かりやすく、発表の仕方も勉強になりました。

LTにも個性が出ていました。AIが流行する今でも、技術そのものを楽しむ内容が多かったです。話題はCodex Micro風・おうちIoT・GBA・GoEducationなどでした。

特にConejoさんのGoEducationには共感しました。Blocklyを使い、ScratchのようにTinyGoをプログラミングする発想も素晴らしかったです。前夜祭で発表内容を聞いていたので期待していましたが、それ以上に面白いLTでした。

クロージング

セッションとLTの後は、sagoさんのクロージングと写真撮影がありました。

スタッフで片付けを終えた後、みんなで「あっという間だったね」と話しました。私も始まってから終わるまでが驚くほど早く、まさに光陰矢の如しだと感じました。その後、懇親会へ向かいました。

懇親会

1次会

懇親会では、「二日酔い」というお店に行きました。お店に入った時は英語が全く聞き取れないくらい疲弊していたのですが、大変おいしい料理と頑張った後のお酒で1日の疲れもいつの間にか吹き飛びました。 これがtinygoasap?かもしれませんね笑。

LTに登壇したIbukiさんとixxxyさんともお話しできました。ありがとうございました!

前夜祭でいただいたLicor 43が突如降臨しました。バニラのような甘い香りで、味も良いお酒でした。アルコール度数は31度なので、飲み過ぎには注意ですね。美味しいだけに飲みすぎそうです。

来日できなかったRon Evansさんとも電話でお会いできて、一安心でした。またお会いしたいです。

帰り際にDaveさんから「GopherCon Japanを楽しみにしているよ」と声をかけていただきました。ConejoさんやValentineさんだけでなく、Daveさんも認識してくれていたのがうれしかったです。これから頑張ろうと、気が引き締まりました。

2次会

会場は、先ほどお世話になった「二日酔い」さんです。ずっとVimの話をしたかったhondさん、もりけんさん、mikichinさんとお話ししました。Vimの話ができて満足です。はぎの師匠(勝手に呼称)やsatokenさん、りくとさんとも話せました。はぎの師匠やmikichinさんとも話せて楽しかったです。satoken先生も相変わらず面白く、より楽しい時間でした。

途中から、シンガポールから来日したシルヴィアさんとも英語で話しました。来日してから何をするのかなー、といった話をしているうちに、あっという間に帰る時間になりました。

最後はsagoさんによる一本締めで終わりました。博多式で一瞬任されそうになりましたが、疲れがピークで遠慮しました笑。

おわりに

今年のTinyGo Confでは、昨年以上に多くの経験を得ました。英語で話しやすい環境があり、話したかった方々とも交流できました。 加えて、初めてCfP採択セッションに登壇し、セッションとスタッフのダブルワーク?も経験しました。 コミュニティへのGiftを増やすために頑張ってきたつもりでしたが、逆に多くのGiftを受け取り、大変困惑しています。これからは、受け取ったものをコミュニティに更に還元していきたいです。

そのためにも、 GopherCon Japan 2027 の開催に向けて、更に頑張っていきたい所存です。

TinyGo Conf関係者の皆さん、今年もありがとうございました!


  1. GopherCon Singaporeのオーガナイザー。 ↩︎